2012年2月21日 (火)

竹薮の中の人道橋

Cimg1388  竹林道なるものはよく自然公園にはあるものです。
竹林はそれなりに鬱蒼としていて静寂感を感じますが、竹の落ち葉を踏み締めて、竹の子に毛躓きつつ歩くのは難儀な所もあります。
そこをゆったりと散策して頂くために歩道橋を作り気遣いなく歩いてもらおうとするものです。
川のせせらぎがあれば、時には蛇も出ますから、そういう意味でも通り易いものでしょう。
大事な事は橋も竹で作ったものであるという事なんです。
同質の素材で細工をするという事は違和感を和らげ、溶け込みやすいものです。
これがコンクリート製ならば、何も感じずに素通りした事でしょう。
これが一つの景色になっている事を見て欲しいのです。
(三好)

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2012年2月19日 (日)

骨董的な車止め

Cimg1382  一寸古風な和風建築物なんですが、だれかの別荘かな。
車の出入り口は封鎖していますが、工事用の柵やコーンで塞ぐような無粋な事はしません。
車止めの柵もかなり凝った年代物ですが、 大きさはばらばらですから、ここでの専用柵ではなさそうです。
機に臨み変化に応じて用いる汎用柵である事はわかります。
何時の時代からあったのでしょうか、それとも最近の工芸作品なのでしょうか。
車を表すのに昔の車のシンボルである大八車の車輪の彫り物を施すとは粋なものです。
でも、こんなものを一般的な工事現場に使えば蹴飛ばされますよ。
こういう物はその場に合ったところで使うから和むのです。

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2011年9月18日 (日)

民家塀の世界遺産

Cimg0048  道を尋ねるに、これ程の目印はありません。
道路に面した塀一面にびっしりと絵が描かれているのです。
それも一貫して世界文化遺産にかかわるものばかりです。
よくある近辺の学校の卒業生が記念にと描いた合作ものではありません。
第一これは公共的建造物ではなく個人の邸です。
私の見たところでは作者は中々の技量で素人とは思えません。
それでもよそ様の塀に簡単には書かせて貰えないでしょうから、 この屋の関係の者の作と思われます。
やはり芸術家は己の芸を世に問い、評価を得たいですからね。
その発露、PRの場を実家の大きな塀に求めたのでしょう。
理解あるものには芸でも理解なきものには狂人と見えるのが塀画なのです、お気をつけて。

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2011年9月16日 (金)

高層ビルのエントランスでリサイタル 

Cimg0042  ちょいと立ち寄った駅前の高層ビル、
エントランスに入った途端に荘厳なピアノの音が、
そして周囲に設けられた椅子には沢山の人が座り、耳を傾けていました。
私もつい、待ち合わせの時間を気にしつつ立ち止まって聞き惚れていました。
ピアノ関連会社のPRを兼ねたリサイタルなんです。
専用の会場ではありませんので、音響効果は今一なのは仕方がないとしても、
中々リサイタルなんぞの高尚な場で拝聴する機会の無い者には軽く参加できていいものです。
 ちょい田舎者の発想ですが、客入りの思わしくない閑散な商業ビルで客寄せの一環としてもこの広範な空間を文化活動に生かせば、商業、文化の両面のPRに役立つのではと思います。

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2011年3月21日 (月)

孫達の晴れ舞台

Cimg1261_2  爺ちゃん婆ちゃん御両親、見てますか、
可愛いお孫さん、お子さん達が一生懸命歌い、踊っていますよ。
元気がよく微笑ましい舞台演技ですね。
私は滅多に興味を持たないステージ物ですが、思わず撮ってしまいました。
皆、いい顔をしていますね、レベルの高い振り付けだと思います。
という事は専門のダンシングメイトなんですね。
色んなイベントに出演して、雰囲気の盛り上げ役をかっているのです。
盛り上げね、盛り上げ、これから色んなところでこんな役割は重要になります。
 悲劇があれば、皆、喪に伏した如く静かにじっとしていても、誰も助かりません。
目的が復興にあれば、大いに盛り上げを促し、義援の気持ちを形に表す事です。

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2011年3月19日 (土)

花のファンタジー(二題)

Cimg1254  引き続きフラワードーム愛知でねばっています。
花をBGMとする物語にもファンタジックなものはあります。
人形に語らせるのは子供の夢の国です。
背景は青を基調とした花で派手さを抑えて物語の方を強調しています。
又、ファンタジーといえば必ず出てくるのが光による幻影(誤魔化し?)です。
経時的に色は変わりますが、背景のスクリーンの反射と相まって綺麗なものでした。
現物、映像半々のアートも成り立つなと思いました。
Cimg1259

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2011年3月17日 (木)

野菜のアート(二題)

Cimg1252  フラワードーム愛知ですが、どこがフラワー?って感じです。
野菜が盛られているところはスーパーの売り場かなと思えるほどです。
でも色彩の配置が見事ですね。
この盛り付け全体が一輪の花なんです。
 熟れる段階のグラデーションを利用したミニトマトがこんな風にアートになるとは思いませんでした。Cimg1265_2
珍しい房成りの花かと思いました。
まあ、生鮮物で作られた花、と言う事でこの場への参加も可と認めましょう。

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2011年3月15日 (火)

花をBGMとした物語(三題)

Cimg1260  フラワードーム愛知です。
巨大な本格的生け花に混じって、ユーモラスな生け花もあります。
昔からある菊人形の別花版とは少し違います。
物語は人形に語らせ、花はどこまでもバックグラウンドとして配される事を必須とします。Cimg1262_2
全体としては生け花を愛でる精神には変わりありません。
この人形に自身を置き換えて周りを見て欲しいのです。
どんな風に見えるでしょうか、
Cimg1263_2  自分が主役になった気分になれれば、貴方にはまだ夢があります。

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2011年2月19日 (土)

案山子も恒久的オブジェに

Cimg1033_2  ひょうきんな姿の案山子はユーモア性高く、嫌味のないキャラクターです。
どこの田圃でも終い込むのは面倒なのか、季節を問わず、そのままにしておく事があります。
そうはいっても、年中、風雨に晒されると、ぼろぼろになってしまいます。
ならば、と考えたのが鉄製の案山子です。
ご丁寧に、姿形は従来のオーソドックスなものを、そのまま真似て。
どうせ頑丈に作るなら、もっと、恐持ての格好でも良いと思うのですが、そこは遊び心ですよ。
顔は、どこまでも’へのへのもへ’字でなければならないのです。
この形なら、田圃以外の庭先でも、こうして、アートオブジェとして飾っておくことも出来るのです。
叩けば、どんな音がするかな。

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2011年2月13日 (日)

ドッキリアート?(ホームレス)

Cimg1196  しまった、道の選択を誤ったかな、と思いました。
何も警戒しながら通らなければならない所を、好んで散策する必要はないではないかと考えたのです。
しかし、何もこんな寒空で居眠りなんかしなくても、と思うし、又、隣の親子の銅像も気になります。
うーん、まてよ、はるかかなたに同じような記憶が浮かびます。
そうだ、これは人形なんだ。
久しぶりでここを通って、すっかり忘れていましたが、これはかなり以前からあったものなのです。
という事は、これは認知されたアート作品なのでしょう。
でも、今でも謎に思うのは、ホームレス人形と母娘像とはどうゆう関係にあるのでしょう。
コラボで、ものすごい人生の悲哀を感じさせます。
次に行ったら、この隣へ座って見よう、通りすがりの人達は何と見るだろうか。

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